3年前(2015年)の大阪府寝屋川で中学1年生の男女2人を殺害した事件で、殺人罪に問われた山田浩二被告(48)の裁判員裁判の初公判が開かれた。
殺人罪で起訴された山田浩二被告側の弁護側が「男子生徒は熱中症で死亡した可能性が有る」と殺害を否認する方針をみせました。
2018年12月19日、裁判員裁判で大阪地裁は、求刑通り死刑を言い渡しました。
殺人事件の概要
2018年12月19日、裁判員裁判で大阪地裁は、求刑通り死刑を言い渡しました。
殺人罪で起訴された山田浩二被告(48)は3年前、寝屋川市の中学1年星野凌斗くん(当時12)の首を圧迫して窒息死させたほか、同級生の平田奈津美さん(当時13)の鼻や口を粘着テープでふさぐなどして窒息死させた罪に問われています。
初公判の様子
初公判に臨んだ山田浩二被告=1日、大阪地裁、絵・岩崎絵里
午前10時すぎ、大阪地裁で最も大きい201号法廷に、緑色のシャツ姿で現れた山田被告は大きく息をつき、被告席に座った。
「証言台の前にどうぞ」。浅香竜太裁判長から促されて席を立った。そのまま証言台を通り過ぎ、検察官席の横にある仕切り板の前へ歩み寄り、突然土下座した。仕切り板の向こうには、被害者参加制度に基づいて公判に参加している平田奈津美さん(当時13)と星野凌斗(りょうと)さん(同12)の遺族がいるとみられた。
遺族らは今も「ショックは癒えず、言葉を継ぐのもやっとの状態」(遺族関係者)という。捜査段階の大半で黙秘した被告が法廷で最初に発したのは、遺族への謝罪の言葉だった。「このたびは経緯はどうあれ、私が死の結果を招いてしまい、申し訳ありませんでした。声なら届くと思うので、もう一度言います」。裁判長から「山田さん! 戻りなさい」と警告を受けても言葉を重ねた。
被告席に戻り、起訴内容の認否を求められると「気がついたら、私の手が平田さんの首に触れていました。そのときに亡くなったような気がしました」と述べた。星野さんについては「殺人とかなんだかんだありますけど、そんなことはありません」と検察側主張をはっきりと否定した。
検察官が起訴状を朗読すると、山田被告はハンカチで口元をおさえて、すすり泣くような声をあげた。
2018年12月19日、裁判員裁判で大阪地裁は、求刑通り死刑を言い渡しました。
山田被告の弁護側
今回の初公判で山田被告の弁護側は「男子生徒は熱中症で死亡した可能性が有る」と殺害を否認する方向をみせました。
山田浩二被告はどんな人物(顔画像)
昭和45年(1970年)生まれ 事件当時45歳(2018年現在46歳)
名前:山田浩二(やまだこうじ)
旧制:渡利浩二 → 柴原浩二 → 山田浩二
山田被告は、もともと「渡利浩二」だったが、結婚し「柴原浩二」と妻の姓を名乗り、のち離婚後、養子縁組し現在の「山田浩二」となる。
結婚は獄中結婚で、服役中に離婚。
2014年に旧知の男性と養子縁組し現在の「山田浩二」となった。
刑務所に、2009年から2014年秋まで服役していた。
中学時代、窃盗、傷害などさまざまな犯罪を起こしており、少年鑑別所の入退所を繰り返しています。
覚せい剤などの前科(前科10犯以上と言われています)も有り。
高校には進学しなかった。
就職先などはよくわからないが、現在の名前になってから福島県で契約の除染作業員として、南相馬市や二本松市の宿舎での生活をしていた。
性癖も様々な噂が飛び交っている。(文字にもしがたい)
除染作業員を止めざるをえなかったきっかけは、宿舎のルール違反(女性を連れ込む)だという。
また、元妻には、今回の事件の被害者と同じ年の娘が居て、義理の娘の成長を楽しみにしていたということだ。
まとめ
3年前の中学1年生の男女2人を殺害した事件で、殺人罪に問われた山田浩二被告の裁判員裁判の初公判が開かれた。
殺人罪で起訴された山田浩二被告側の弁護側が「男子生徒は熱中症で死亡した可能性が有る」と殺害を否認する方針をみせました。
2018年12月19日、裁判員裁判で大阪地裁は、求刑通り死刑を言い渡しました。
山田容疑者が次々と起こす犯罪経歴は、弱者を狙う極悪人としか思えない。
今回の初公判で弁護側が殺害を否認する方向をみせましたが、山田容疑者を今後どのように更生して社会に復帰させるのか、また更生できるものなのか、社会に出てよいのかか、不安が大きいです。