山口・貨物船衝突事故|大橋に衝突した映像公開|断水は40日ぶりに

山口県の離島・周防大島(周防大島町)と対岸の柳井市とを結ぶ大島大橋が、貨物船の衝突により大きな被害が出ました。(2018/10/22)(平成30年11月22日)

橋は大きく衝撃を受けており、損傷を調べるため22日から23日の終日、全面通行止めとなりました。

唯一の陸路が断たれ為、島民の方達は23日早朝から定期航路のフェリーや臨時連絡船で行き来しました。

橋に掛けられたライフラインの一つ、送水管が破損し朝から周防大島町のほぼ全域約9,000戸の断水が続いていました。

断水は、40日ぶりに12月1日町内全域で解消したという事です。

1月10日から、損害賠償について、電話相談窓口が開設されます。(平成31年1月10日)

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大島大橋に貨物船が衝突

22日、山口県周防大島町と本土を結ぶ大島大橋に貨物船が衝突し、送水管・インターネット回線・テレビの回線などが損傷し、大きな被害を受けています。
(2018/10/22)(平成30年11月22日)

送水管の損傷で漏水がおきたましたが、当初、損傷の原因が分かりませんでした。

橋には何か大きな物がぶつかった形跡が有ることから、行き来する貨物船ではないかと、少しずつ判明してきました。

疑われる貨物船には衝突した時に壊れたと見受けられる痕跡が有ったり、また、橋の損傷した部分と思われる色がついているなどから、貨物船の操作が始まりました。

柳井海上保安署によると、貨物船(マルタ船籍)が22日午前0時半ごろ、橋にぶつかって、送水管などを壊し、通報せずに走り去ったとみられます。

船は酸化アルミニウムを積んで韓国から広島に向かっていたところでした。海保は業務上過失往来危険の容疑で捜査していて、船を柳井港に移動させた上で船員から話を聞く予定です。

山口朝日放送引用:https://headlines.yahoo.co.jp/

損害賠償・電話相談窓口(開設)

※事故から50日過ぎました

1月10日から、損害賠償について、電話相談窓口が開設されます。

【相談窓口】

住民:町 
事業者:商工会 
町外の住民と事業者は:県

関連:http://magmug.net/yamaguchi-consultation-window-news/

断水は40日ぶりに解消

毎日新聞によりますと、10月22日の事故により断水が続いていましたが、12月1日・40日ぶりに町内全域で解消したという事です。

離島のライフラインの一つが送水管ですが、1本の送水管に頼っていて、今回の事故で複数の水源を確保しておくべきなのでは、今後の課題は「災害に備え、複数の水源を確保すべきだ」と指摘する声も。

離島の町には大きな河川がなく独自の水源を運営するにも難しいようです。

「断水の間は調理ができず、1週間以上風呂に入れないこともあった。水が来るのを待っていたが、本土からの1本の送水管に頼る水道では不安が残る」。
介護ヘルパーの吉野凉子さん(70)は給水再開にも心細さを隠せない様子です。

断水のめどたたず(10月23日)

送水管の損傷で、町のほぼ全域が断水し、復旧のめどはたっていません。

今年2回目の断水を経験する町民の方の声は

「1月の経験(断水)があるので、皆、冷静に行動できましたが、橋がストップして出られないというのはパニックですね」

「お風呂をどうしようかと思っています、昨日は洗濯用のため水を使ったんですが・・・」

「飲み水とトイレが一番大事、一日も早く復旧を願います」

などと不便さを話されてます。

病院では治療に必要な水の量(1日36t)、貯水槽には約2日分しかないため、給水車がピストン輸送するなど対応に追われています。

また、22日の入浴を取りやめ、23日以降は食器を使い捨ての物に切り替えるなど節水対策を行っています。

上関町の「上関海峡温泉鳩子の湯」の支配人は「周防大島の方が大切な水というライフラインを失われたわけですから大変ご苦労だと思いますのでお風呂の部分で苦労を少し和らげることができたらと思いまして」と話され、周防大島町の住民へ無料で入のサービスを始めまられています。

11月7日・事故から16日経ちました

橋に貨物船が衝突する瞬間映像が公開されました

中央と奥の橋脚の間を航行する貨物船が衝突する直前の大島大橋

(ケーブルテレビが定点カメラの映像公開)

朝日新聞社引用:https://www.youtube.com/

先月22日に貨物船衝突事故が有りましたが、今日現在16日経ちました。

いまだ断水が続いています。

NHKの報道によりますと、水道開始は早く手の来月上旬という事です。

貨物船が衝突したしたことにより、橋の下に固定されていた送水管が破損しました。

周防大島町は損傷した送水管は歩道に仮設工事する計画です。
水道を管理する柳井地域広域水道企業団によりますと、長さ10mのポリエチレン製の送水管を熱で溶かしてつなげ、およそ1.1キロある橋に設置していく作業や送水管を固定する作業、それに水質や水圧のチェックなどに時間がかかるため、家庭で水道が利用できるのは早くとも来月上旬になる見通しです。

27日・貨物船所有の会社が謝罪

5日たった27日貨物船を所有するドイツの海運会社オルデンドルフ・キャリーアーズの幹部が、山口県庁と町役場に訪れ謝罪した。

所有会社のスコット・ジョーンズ広報担当取締役は、町役場で椎木巧町長に「関係の方々に心よりお詫び申し上げたい」と陳謝した。

【県庁】村岡嗣政知事は「地域経済に甚大な被害をもたらした。事故後、通報することなく航行を続けたことにも憤りを覚える」と抗議した。

所有会社のスコット・ジョーンズ広報担当取締役は、航行を続けた理由に言い及ばず、同社側は事故翌日の23日にホームページで「一部報道で逃走したとされているが事実と異なる。現場は潮の流れが速く停泊不可能なので移動した」などと説明した。

【町役場】椎木巧町長は「今回の事故で町は存続が危ぶまれるような危機的な状況だ」と伝え、今現在も9割に当たる住民(約9000世帯)で断水が続いている現実や、橋の損傷し交通制限の影響から、日常の交通手段や観光客の途絶え、また人の交通だけでなく特産品の出荷も途絶え、壊滅的な打撃を受けている窮状を訴えた。

これに対して、所有会社のスコット・ジョーンズ広報担当取締役は「お言葉にしっかりと耳を傾けていきたい」と応えた。 

【毎日新聞】(祝部幹雄、松本昌樹)取材でも当初、船が衝突した事実を報告せず走り去ったとみられる件について、所有会社のスコット・ジョーンズ広報担当取締役は「事故後すぐ船舶代理店に伝え、安全な係留地までいったん船を向かわせたと聞いている」と話した。

ライフラインに大きな影響

大島大橋には、送水管、インターネット回線、テレビの回線など生活に密着している線が掛けて有ります。

貨物船が橋に衝突した衝撃で橋以外に、そのライフラインが切断された為、生活に大きな影響が出て不便な毎日を過ごすことになっています。

大きな打撃を受けた大島大橋は通行止めになり、本土と島を結ぶ唯一の経路が断たれ、通勤や通学のための、臨時の船を用意するなど対応に追われています。

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まとめ

22日、山口県周防大島町と本土を結ぶ大島大橋に貨物船が衝突し、送水管・インターネット回線・テレビの回線などが損傷し、大きな被害を受けました。

柳井海上保安署によると、貨物船マルタ船籍)が22日午前0時半ごろ、橋にぶつかって、送水管などを壊し、通報せずに走り去ったとみられます。

送水管の損傷で、町のほぼ全域が断水し、復旧のめどはたっていません。

本土と繋がる唯一の陸路のトラブルで、通勤通学には臨時の船など、対応に追われています。

衝突事故から16日が断ちましたが、いまだ断水が続いています。

水道利用は早くても来月上旬になりそうです。

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