兵庫県加古川市平岡町高畑の加古川バイパス上り線で、大型トラック4台が絡む玉突き事故がありました。
当初、一番後ろを走行していた運転手が逮捕されましたが、別のトラックを運転していた運転手も逮捕されました。
多重事故が発生した加古川バイパス現場(25日午後0時59分、兵庫県加古川市で、読売ヘリから)=川崎公太撮影
兵庫県加古川バイパスで玉突き事故
10月25日午前10時35分ごろ、加古川バイパス上り線で4台の玉突き事故が有りました。
大型トラックの後ろを走っていた軽乗用車と、その後ろを走っていた中型トラック、その後ろをキャリアカーの4台が次々と衝突した模様です。
別のトラック運転手も逮捕(26日現在)
一番後ろを走行していた運転手、小橋浩二容疑者(50)が逮捕されましたが、別のトラックを運転していた運転手も過失運転致死傷の疑いで逮捕されました。
調べに対して容疑を否認しているということです。
当初、一番後ろを走っていた運転手、小橋浩二容疑者(50)が逮捕され、勤務先など捜索していました。
その後の調べで、小橋浩二容疑者の供述「前のトラックが先に事故を起こし、後ろから突っ込んだ」などから、警察は別の前を走るトラック運転手、神戸市灘区の金哲壽容疑者(59)も逮捕しました。
警察の調べによりますと、金哲壽容疑者の供述では「前の軽乗用車とぶつかりそうになり、減速したところ、後ろから押し出された」と容疑を否認しているということです。
警察は二人から詳しく話を聞き、事故の原因を調べています。
容疑者逮捕(26日現在)
昨日の4台の玉突き事故、一夜明けて今日運転収が逮捕されました。
逮捕されたのは、最後尾4台目(キャリアカー)を運転していた自動車運転手。
自動車運転処罰違反(過失運転致死傷)の疑いで岡山市東区益野町の小橋浩二容疑者(50)が逮捕されました。
小橋浩二容疑者は「追突したのは間違いない」と容疑を認め、「ブレーキをかけたが間に合わなかった」「まさか前が止まるとは思っていなかった」と供述しており、県警高速隊はさらに自己の詳しい状況を調べている。
事故状況(26日現在報道)
4台の車が次々とぶつかり、2台目を走っていた軽自動車は前後のトラックに挟まれ、乗車していた3人全員が死亡と、報道されて、事故状況は後続車両が前車両にぶつかったのではと想像する事故でしたが、26日(今日)最後尾の運転手が逮捕され、事故の状況が少しずつ判明してきました。
近くに住む方は、「バーンっという音の後に、続けてバーンっと聞こえた」と話す。
小橋容疑者は「まさか前が止まるとは思っていなかった」と話す。
先頭を走っていた大型トラック運転手(47)は「自然渋滞が発生し、車が止まりかけていた」と話している。
小橋容疑者は、「ブレーキをかけたが間に合わなかった」と供述していることから、事故状況は、25日午前10時半ごろ、加古川市平岡町高畑の加古川バイパス上り線の追い越し車線で、最後尾を走るキャリアカーが、前を走る中型トラックに追突し、その勢いで前方の軽乗用車と大型トラックが玉突きで衝突したとみられます。
容疑者の務める姫路市の運送会社によると、小橋容疑者は大阪方面へ乗用車7台を運ぶ途中だった。
また、「本人は『ブレーキをかけたが間に合わなかった』と話していた。過重労働はないと思う」と同社担当(黒川優、待鳥航志、井上元宏) は説明した。
軽乗用車は破損し、乗っていた同県姫路市北条梅原町に住む母子、衣笠佳奈さん(32)、長女咲羽(みう)ちゃん(2)、長男蓮士(れんと)ちゃん(生後約3カ月)は死亡し、トラック運転手2人を負傷(病院に搬送されたが命には別状ないと報告)している。
県警は26日午前、小橋容疑者が勤務する兵庫県姫路市の運送会社、車両運搬車の前にいた中型トラックを運行していた神戸市西区の運送会社の計2カ所に家宅捜索に入り、運行記録などを調べている。
3人が死亡(25日現在の報道)
この衝突事故で、軽乗用車は前後のトラックにはさまれ、軽乗用車に乗っていた30代の女性と2歳の女の子、9歳の男の子とみられる3人が死亡しました。
先頭を走っていた大型トラックを運転していた男性(47)ら3人が怪我をし、後続車両に乗っていた男性2人は病院に搬送されました。
兵庫県警高速隊によると、バイパスの追い越し車線で、大型トラックに後続の軽乗用車、中型トラック、キャリアカーの3大が次々と衝突。軽乗用車がトラックに挟まれて押しつぶされ、乗っていた3人が死亡した。県警は死亡した3人の身元の確認を急ぐとともに、事故原因を調べる。
現場は片側2車線の直線道路で、JR東加古川駅から南東約1キロ。