関東地方を中心に風疹が流行しています。
7月23日以降、患者数が増え続け、9月17日からは、1週間の患者数が100人を超える報告が続き、厚生労働省は妊婦への感染予防対策を5都県に求めました。
風疹患者の多い5都県は抗体検査の補助を決定しました。
妊婦の感染予防対策の要望
風疹はワクチン接種で防げます。
政府広報引用:https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201406/3.html
風疹患者の報告が続き、妊婦への感染が気がかりです。
9月17日からは、1週間の患者数が100人を超える報告が続き、厚生労働省は、風疹患者報告数の多い5都県(東京・千葉・神奈川・埼玉・愛知)に、妊婦の感染防止策の徹底を求め、患者数の多い5都県で抗体検査の補助を決定しました。
風疹はワクチン接種で予防ができますが、抗体があればワクチン接種の必要がありません。
抗体検査で確認が必要になってくるため、5都県はこの抗体検査にかかる費用を補助することを決定しました。
風疹の感染力
風疹は、風疹ウイルスの感染で発症します。
感染力が強く、咳やくしゃみ、会話で飛び散ったウイルスが口やのどから入り感染します。(飛まつ感染・接触感染)
高熱と発疹が特徴ですが、症状が現れない(不顕性感染)場合もあり、気づかないうちに感染を広げてしまう恐れもあります。
妊婦への影響
妊婦への感染は、先天性風疹症候群の児(子)が生まれる可能性があり、妊婦の感染は特におそれられています。
先天性風疹症候群とは、白内障・先天性緑内障・先天性心疾患・難聴・色素性網膜症などの疾患を持って生まれてくることです。
妊娠初期に感染することで、胎児に感染し、その影響で何かの障害を持って生まれる可能性が出てくるので恐れられています。
風疹はワクチン接種で予防できますので、ワクチン接種で予防対策しておくことが大事です。
感染を予防する為に「女性は妊娠前に2回の風疹含有ワクチンをうけておくこと、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行重要」と考えています。
風しんの予防のためには、予防接種が最も有効な予防方法といえます。予防接種法に基づく定期の予防接種については、2回の接種をそれぞれ95%以上の人に受けていただくことを目標としていますが、医療・教育関係者や海外渡航を計画している成人も、風しんのり患歴や予防接種歴が明らかでない場合は予防接種を検討してください。
厚生労働省引用:https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/
ワクチン接種で予防対策できます
風疹は、ワクチン接種で予防できます。
(抗体があれば必要ありません)
抗体検査は血液検査で行います。
抗体検査は健康保険が適用されませんが、自治体によっては抗体検査の助成がされています。
今回の風疹流行で、厚生省は妊婦の感染予防対策を要望し、5都県(東京・千葉・神奈川・埼玉・愛知)は抗体検査の補助が決定しています。
内科や小児科などで受けることができますが、ワクチンの有無を確認して受診してくだい。
1回のワクチン接種では抗体ができないことが有るため、2回のワクチン接種が勧められています。
妊娠中はワクチン接種を受けることが出来ないため、子供のころのワクチン接種も含め妊娠までに2回のワクチン接種を受けておくことを勧めています。
まとめ
風疹は関東を中心に流行が続き、妊娠中の感染が気がかりです。
厚生労働省は患者数の多い5都県に妊婦の予防対策の徹底を求めました。
5都県は、抗体検査の補助を決定しました。
風疹は妊娠中に感染することで赤ちゃんに悪影響が起こる可能性があるため、最も注意が必要です。
風疹は、ワクチン接種で予防できます。
風疹ウイルスは感染力強いため、身近な家族も予防が必要です。
また、最も多い感染経路は身近なご主人から奥様への感染です。
先天性風疹症候群を防ぐには、男女問わす風疹予防することが最も重要です。
これ以上の感染を防ぐために、5都県(東京・千葉・神奈川・埼玉・愛知)にかかわらず、個々が予防対策してておけば、安心です。
風しんを予防するには?
~まず抗体検査で免疫の有無を確認。
免疫のない二兎は予防接種の検討を。
政府広報引用:https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201406/3.html