福岡県内のコンビニエンスストアで、100円を支払った後、150円のカフェラテを注いだとして、62歳会社員の男が窃盗の疑いで現行犯逮捕されました。
セルフコーヒーで、支払い金額より高い金額の商品を注いだということです。
概要(窃盗事件)
21日午前7時ごろ、コンビニエンスストアで男性客が、セルフ式のコーヒーを購入し、購入した商品より高額の商品のカフェラテを注ぎ、窃盗の疑いで逮捕されました。(2019年1月23日)
逮捕されたのは、福岡・那珂川市に住む蓑原正博(みのはらまさひろ)(会社員62歳)
警察によりますと、このコンビニエンスストアで、数日前にも同じ被害があり、店のオーナーが警戒していたところ、21日男性客が購入商品と違う商品を注ぐのを目撃し、現行犯とし逮捕したということです。
調べに対し、男性客(蓑原容疑者)は「故意にやったことは間違いない」などと言い、容疑を認めているということです。
100円で150円の商品を注いだ窃盗事件(手口)
今回の事件は、窃盗事件です。
コンビニエンスストアのセルフ式の機械で入れるコーヒー飲料の商品は、商品によって金額が違います。
今回の窃盗事件は、100円のコーヒーをレジで100円を支払い、受取った紙カップに購入者がセルフ式の機械で購入商品を注ぐシステムですが、購入商品より高い金額のの商品を注いだという事件で、窃盗罪にとわれています。
100円のコーヒー代をレジで支払い、セルフ式機械で150円のカフェラテを注いだということで、金額的には、50円の差額です。
100円の支払いで150円の商品を取ったという事に。
他の客から目撃情報があり、店側が警戒していたところ、オーナーが現場を押さえ、はじめは「ボタンを押し間違えただけ」と弁解していましたが、警察の調べで容疑を認め、現行犯逮捕となったそうです。
犯人の名前(容疑者)
名前:蓑原正博(みのはら まさひろ)
住所:福岡県那珂川市
年齢:62歳
職業: 会社員(自称)
窃盗罪?詐欺罪?
報道によりますと、今回は窃盗事件で現行犯逮捕と言っていますが、窃盗罪と詐欺罪の両方が成立しているのでは?
犯人に、「故意」が有ったのか無かったのかが「罪」の有無の分かれ目ですが、今回は犯人が「故意にやったことは間違いない」と認めていますので、「罪」は確定です。
レジで購入した時は、店員さんとのやり取りが有りますが、商品受け取りはセルフなので、ややこしいです。
レジで購入の時から、100円で150円の商品を取ろうと「故意」が有れば、だましているので「詐欺罪」なのでは?
また、購入後、紙コップを受取り、注ぐタイミングで、「故意」に違う商品を取るは、盗んだのだから「窃盗罪」なのでは?
今回は、詐欺罪と窃盗罪の両方が成立するのでは?
ここは、弁護士のプロに問いたいです。
セルフ式機械なので…
セルフなので、店側はお客さんが間違って押してしまう事も想定しているのではと想像します。
購入商品を、セルフで注ぐのですから、機械の使い方がわからないと、間違うことだってあるはずです。
セルフ機械には、商品名の近くにボタンがあり、レジで受け取った紙コップを機械に置いて、ボタンを押すだけ。
ボタンの数は少ないので、間違わない様にも思えますが、注ぐ量によって金額違う為、サイズの違いをレギュラーとラージとボタンが分けてあります。
ボタンの表記は、レギュラーサイズには『R』ラージサイズには『L』とボタンに記載されています。
『R』『L』日本語ではないので、うっかり間違えるとか、勘違いして違うボタンを押してしまう事だってきっと有ると思います。
今回の事件は、サイズ違いではなく、商品名が違うので、商品名を押し間違う事は少ないのでは?
まとめ
コンビニのセルフ式機械で、100円の支払いで150円の商品を注いだとして、62歳会社員(男)が現行犯逮捕されました。
窃盗事件と報道されています。
犯人は「故意にやったことは間違いない」と認めています。
警察は、同じ事を繰り返していた疑いが有るとして調べる方針ということです。
ボタンを押し間違えたのか、故意に間違ったにしろ、コンビニエンスストアは、顧客がどのボタンを押したのか機械の裏側からわかる仕組みになっているそうで、お見通しだそうです。
逆に、ラージを購入し、間違ってレギュラーを押してしまうといった、押し間違えた方も同じくらいいるのでは?
セルフというのは、便利なのか不便なのか、今回逮捕されたことで、「ドキッ」とされた方は多いのでは… となんとなく思っていしまう事件です。