心臓移植の為に渡米していた佐々木あやめちゃん(3歳)が無事に手術を終えて自宅に帰りました。
両親は記者会見で喜びの声で、渡航や医療費のために募金に協力してくれた多くの人へ感謝を伝えられました。
「ありがとうございました」。会見で話す言葉を自宅で練習してきたというあやめちゃん。両親に抱かれ、かわいくポーズをとった=川崎市役所
概要
心臓移植手術成功しご両親が感謝の記者会見
29日に川崎市役所で、あやめちゃんの両親の記者会見が有りました。
佐々木あやめちゃん3歳は、重い心臓病の病気で移植の為、渡米し手術をうけました。
無事に手術を終え帰ってきたあやめちゃんのご両親、父親の佐々木幸輔さん(30)、母親の沙織さん(31)から
「自宅で家族そろって過ごせる。こんなうれしいことはない」
「今までままならなかったおんぶも肩車も、一緒にお風呂に入ることも自由にできる。普通の暮らしをできることがこんなに幸せなことなのかと実感しています」
と、渡航や医療費のために募金に協力してくれた沢山の方へ感謝の気持ちを伝えられました。
心臓移植手術を決意
渡米を決意
あやめちゃんは左室心筋緻密化障害という先天的な病気で入退院を繰り返していました。
2016年夏以降、心不全が悪化し、補助人工心臓を装着して暮らすことになっていたそうです。
今後は心臓の移植しか生きる道はないと医師に告げられたそうです。
国内では子どもの心臓移植例が極めて少ない現状です。
両親は米国での手術を受ける事を決心されました。
募金「救う会」
募金に感謝
両親は米国での手術を受ける事を決心されましたが、重く大きい補助人工心臓とともに移動するため、移動の飛行機もチャーター機が必要となります。
必要な渡航費、医療費は3億円以上かかることから、両親や有志は「救う会」を発足し、3億1千万円を目標に募金活動を開始されました。
幸輔さんの会社の同僚や地域住民など多くの方がが協力され、目標額に達したのは昨年12月でした。
心臓移植手術成功
あやめちゃん♪おめでとう
今年1月に一家で米国に行き、半年間、ドナーを待たれました。
コロンビア大病院で手術は7月に行われ、無事成功しました。
術後の経過も良く、あやめちゃんは2週間で退院されたそうです。
補助人工心臓のポンプはエアコンの室外機のような音を終始出す。
1・5メートルのチューブでつながれた体は、その範囲でしか動くことができなかったあやめちゃんですが、手術後は、ポンプで繋がれてない体に「…ないね」とつぶやく
母親(沙織さん)が「好きなところに動いていいんだよ」と伝えると恐る恐る歩き始めたという。
今はすっかり元気いっぱいになり「ママ抱っこ」と両手を広げて走ってくる。
「そんな普通のことに幸せを感じます」と母親の沙織さんは喜びを話す。
「3歳になったあやめが家にいる。3人で並んで寝られる。信じられません」と父親の幸輔さんも話されました。
あやめちゃんは、春から自宅近くの幼稚園に通う予定だそうです。
まとめ
心臓移植の為に渡米していた佐々木あやめちゃん(3歳)が無事に手術を終えて帰国し、自宅に帰りました。
両親は記者会見で喜びの声で、渡航や医療費のために募金に協力してくれた多くの人へ感謝を伝えられました。
術後の経過もよく、普通の元気なお子さん用に過ごすことが出来ているということです。
あやめちゃん、手術の成功おめでとうございます。
元気に育ってください。