11月1日午前2時40分ごろ「部屋の外から姉の叫び声がする」と警察に通報がありました。
府警枚方署員が駆け付けると、親子三人（父、母、娘）が倒れていて、死亡が確認されました。
通報した高校生の息子は無事という事です。
家族３人が死亡した住宅。パトカーや警察車両が集まり、騒然とした／大阪府枚方市2018年11月1日午前5時36分／久保玲撮影
息子からの通報で親子３人死亡が確認されました。
１日未明、大阪府枚方市の住宅に住む高校生の息子（16歳）から「部屋の外から姉の叫び声がする」と警察に通報がありました。
府警枚方署員が駆け付けると、通報した息子（16歳）の父親（山本潤さん48歳）、母親（佐和子さん49歳）、姉（莉佐さん20歳）が家の中で刺し傷がある状態で発見され、その後３人の死亡が確認されました。
通報した息子は無事で警察に、その時の状況を「自分の部屋の扉を開けられそうになったので、手で押さえた」と伝えています。
通報時の状況
玄関は鍵がかかっており、外部からの侵入した形跡は無かった。
父親は、２階の階段付近で胸などに刺し傷がある状態で、あおむけに倒れ、手元付近に刃物が落ちていた。
母親は１階の居間で倒れており、姉は２回の洋室であおむけに倒れ、二人とも背中に刺し傷有る状態だった。
枚方警察の調べ
枚方署の調べによると一家は、父、母、長女、長男の４人暮らし。
通報時、玄関には鍵がかかっており、外部からの侵入の形跡がないことと、父親の手元付近に刃物が落ちていた事などから、父親が無理心中を図った可能性が高いとみて調べています。
通報した息子は「怖いので自分の部屋（２階）にいた。数分間ドアノブを押さえていたが、開けられそうになった」と警察に話しています。
また、近くに住む住民からは、この家族のことを「お父さんはにこにこして優しそうな人だった。お母さんも気さくで仲の良さそうな家族だったのに何があったのか」「この辺は治安が良く、警察が来ることはほとんどないのでびっくりした」と話し、近所の出来事に驚き隠せない様子で話している。
まとめ
11月1日午前2時40分ごろ、大阪府枚方市に住む一家の長男から「部屋の外から姉の叫び声がする」と警察に通報がありました。
通報した長男の通報後、警察が駆け付け、同居する父、母、姉の３人の死亡が確認されました。
枚方警察の調べによると、家に鍵がかかっており外部侵入の形跡がないことと、倒れていた父親の手元付近に刃物が落ちていたこととから、父親が無理心中を図った可能性が高いとみて調べを進めています。
近所に住む住民の声は、優しそうな家族に起きた出来事に驚いています。
高校生の長男の必死な助けの通報だっだと思われます。
今回のニュースは、この悲劇を経験した長男の今後が頭によぎり心配です。